stackbook

← 考え方

§25

費用の考え方

最終確認:2026年9月

料金は頻繁に変わるため、金額は記載しない。採用前に各サービスの料金ページで最新の金額を確認する。ここでは何に対して課金され、どこで膨らみやすいかを整理する。

Vercel

主な課金の軸関数の実行(アクティブなCPU時間、メモリ、呼び出し回数)、画像最適化の変換回数、データ転送、ビルド

膨らみやすい要因画像最適化・SSRの多用、アクセス急増

対策支出上限を設定する。静的生成できるページは静的にする

Supabase

主な課金の軸コンピュート(インスタンスサイズ)、月間アクティブユーザー数、データ転送量、ストレージ

膨らみやすい要因toCでのユーザー増加、Storageからの大量配信

対策画像や動画の配信はCDN(Cloudflare Images等)に逃がす。規模が見えたら §24 の移行パスを検討する

Neon

主な課金の軸コンピュート時間、ストレージ

膨らみやすい要因常時起動の設定、使っていないブランチやプロジェクトの放置

対策自動停止(scale to zero)を有効にする。不要なブランチを削除する

Amazon RDS

主な課金の軸インスタンスの稼働時間、ストレージ、I/O、バックアップ

膨らみやすい要因過大なインスタンスサイズ、使っていない検証環境の常時稼働

対策検証環境は夜間停止する。リザーブドインスタンスを検討する

ECS Fargate

主な課金の軸vCPU・メモリの稼働時間

膨らみやすい要因過大なタスクサイズ、最小タスク数の設定しすぎ

対策実測に合わせて調整する。検証環境はSpotを使う

AWS Lambda

主な課金の軸リクエスト数、実行時間×メモリ(初期化にかかった時間も課金対象)

膨らみやすい要因常時トラフィックをLambdaで処理している

対策§23-2 の目安で常駐コンテナへ移す

NAT Gateway

主な課金の軸稼働時間、処理したデータ量

膨らみやすい要因プライベートサブネットからの外部通信量(イメージ取得、外部API)

対策VPCエンドポイントを使う。検証環境では構成を見直す

S3

主な課金の軸保存量、リクエスト数、データ転送

膨らみやすい要因外部への大量配信

対策CloudFront経由で配信する。配信が多いならR2を検討する

Cloudflare R2

主な課金の軸保存量、操作回数(外部への転送は無料)

膨らみやすい要因大量の小さなファイル操作

対策まとめて扱う

CloudWatch

主な課金の軸ログの取り込み量、保存期間、Logs Insightsでスキャンした量、カスタムメトリクス

膨らみやすい要因デバッグログの出しっぱなし、保存期間を無期限のままにする

対策ログレベルと保存期間を決める。参照頻度の低いロググループは低頻度アクセスのクラスにする

Datadog

主な課金の軸ホスト数、ログ量、カスタムメトリクス

膨らみやすい要因ログの全量送信、タグの組み合わせ爆発

対策送信するログを絞る。サンプリングを使う

Sentry

主な課金の軸エラー数、トレースのスパン数、セッションリプレイ数、ログ量

膨らみやすい要因同じエラーの大量発生、トレースの全量送信

対策トレースのサンプリング率を設定する。既知のノイズを除外する

Clerk/Auth0

主な課金の軸月間アクティブユーザー数

膨らみやすい要因toCでユーザーが急増

対策規模が見えたら §24 の移行パスを検討する

Algolia

主な課金の軸検索リクエスト数、レコード数

膨らみやすい要因入力のたびに検索する実装

対策デバウンスを入れる。規模次第でMeilisearchを検討する

LLM API

主な課金の軸入出力のトークン数

膨らみやすい要因長いプロンプトの繰り返し送信、不要な再生成

対策プロンプトキャッシュを使う。用途ごとに小さいモデルを使い分ける

Stripe/KOMOJU

主な課金の軸決済額に対する手数料率

対策決済手段ごとの料率を事前に確認する

共通の対策:クラウドの予算アラートを必ず設定する。PaaSは支出上限を設定する。検証環境は使わない時間に停止する。